暗黒日記を付けておけ!

清沢洌に捧げるうんちみたいな文章

王立宇宙軍

この映画についてWikipediaを見た。
作画は凄いが脚本が…という意見があった。
確かに、陸軍にも海(水)軍にも成れず万人から見下される宇宙軍が栄光を掴むという話の筋は昼行灯がいざという時に活躍する典型的なものだ。
しかしこの作品の魅力はそこではなくこの世界とは違った国の文化が映し出される事だと思う。
それも最高峰の作画で。

海外旅行がまだ身近では無かった頃、人々はモンド映画と呼ばれる海外の奇習を見る事でその欲求を満たしていた。
また、細田守はアニメーションの魅力として実在感や日常の再現を挙げている。

この2つ、異文化と日常の再現が上手く融和した映画が王立宇宙軍であると言える。
だから、正直ストーリーに深みだの難解さが無くてもどうでも良いのだ。

作画に関して
この先どんなに3DCGが進歩してスパイダーバースのような質の高い作品が溢れても、板倉政要のように語り継がれ、規範となるものであると言える。

声優について
森本レオが主人公の声を当てている。
個人的にナレーターとしての森本レオは好きだが声優としてはそこまででもない。
ハン・ソロの声を吹き替えたスターウォーズを見たことあるがあれは力が抜けるようで酷かった。
当初は微妙に感じていたが2時間もあれば慣れるものでそこまで苦では無かった。

 

結論

面白かった