ヤン坊マー坊の唄
案外子供向けの曲にもメッセージ性は強く存在し、子供の頃はそれに気づかなかったとしても成人し人生に疲れた大人に「いいこと言ってるじゃん」と感想を抱かせ、童心に帰らせると共に明日への活力をみなぎらせてくれる場合があり、アンパンマンのマーチがその代表であると思う。
またその逆も存在する。
YouTubeで一昔前のアニメの曲を聞いていたらヤン坊マー坊の唄がリストに出てきた。
前述の通り、過小評価されがちな子供向けの曲を再発見する機会だと、この2人よく見たらそんなに可愛くないなと思いタップすると
何も響くものが無かった。
歌詞にはヤンマーがどれほどの力を持っているか、活躍は農業漁業道路工事と多岐にわたるという旨が並べられており(どういう物を売っているのか思わず気になってウェブサイトをチェックしてしまった。既にヤン坊マー坊の術中にある)
この2人の人生哲学だとか馬鹿が買って自己満足に浸る為の○○の名言集に載っていそうなワードが一切載っていない。
そういうくっっっっさいのが嗅ぎたかったのにきっちりとコンプライアンスが守られていてなにか悲しい。
ただ、自分も長年親しんできたものだったからか曲の凄まじい心地よさはある。
自分の命のかかった手術の際、「何か流しますか?」と言われたら迷わずこれを選ぶと思う。
それに何十年も放送されてきた曲なので企業にとっても適切な曲であるのは間違いないのだろう。
結局、一般的な社歌や校歌やCMソングの類に別方向の期待をしてしまった自分の過ちなのかもしれない。
あと中毒性があるようで、三国志14をやりながらという条件付きだが今日でもう1時間くらいループしている。
助けて欲しい。